Tomorrow never knows - Beatles

第14回Beatles和訳!

 

Revolver最後の曲はTomorrow never knowsです。この曲はRevolverの曲の中でも最も奇抜な曲となっています。

 


曲のインスピレーションは、書籍「チベット死者の書サイケデリックバージョン」です。歌詞で本文の内容がそのまま引用されています。本の内容はLSD服用のための指南書で、服用中の自己の喪失感に対処する方法などが書かれています。(服用後現実世界に戻って来れない人も一定数いるらしいので。)当時は一部界隈で有名な本で、ヒッピーたちにしばしば参照されていたようです。

 


それではどうぞ。

 

 

 

 


-Tomorrow never knows-

明日のことは分からない

 


Turn off your mind, relax and float down-stream

心を消し、力を抜いて流れに浮かべ

It is no dying, it is not dying

それは死ではない、それは死ではない

Lay down all thoughts, surrender to the void

思考を止めて、虚空に身を任せろ

It is shining, it is shining

それは輝いている、それは輝いている

Yet you may see the meaning of within

お前は内なる意味を見つけるだろう

It is being, it is being

それは実在する、それは実在する

 


Love is all and love is everyone

愛は全てで愛は全員である

It is knowing, it is knowing

それは知る事である、それは知る事である

And ignorance and hate may mourn the dead

無知と嫌悪が死を嘆くのだろう

It is believing, it is believing

それは信じる事である、それは信じる事である

But listen to the colour of your dreams

しかし夢の色に耳を傾けよ

It is not living, it is not living

それは生きていない、それは生きていない

Or play the game “Existing” to the end

Of the beginning, of the beginning

もしくは、終わりまで存在のゲームをしよう

始まりの終わりまで、始まりの、始まりの、

 

曲の前半は、LSDトリップを指南通りに実践しているように思えます。

トリップの際に幻覚や悪い気分に襲われた時、それに抗おうとすると返って危険になるらしいです。身を委ねる、などの歌詞があります。

曲の後半は、完全にトランス状態、悟りの域に入っていると思います。ここまでくるともうさっぱりです。

それでは。

 

 


それでは。